【趣味と嗜好】乾杯!ビールのい・ろ・は。大人はビールの飲み方を知っている

沢山働いた日、疲れて帰ったら冷蔵庫からソーセージを出してフライパンで焼く。その間に、冷えたビールの缶を取り出してぶしゅっと開けると、ホップの香りが漂う。口に含むとしゅわっと苦く、喉に流れ込む黄金のビールは、一日の疲れを吹っ飛ばしてくれる飲み物。

暑い夏は、キンキンに冷えたビールをきゅっとヤりたいですよね。寒い冬も、ぽかぽかの室内で冷えたビールできゅっとヤりたい…。結局、年中ビールが飲みたいということですね。
ビールの原料

ビールとは、麦芽とホップ、水、酵母から作られる醸造酒のこと。
ビールの命ともいわれている水は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルを適量に含んでいる酸性の水。水が違えば味も変わるし、こだわりの水で作られたビールは売り文句にもなるほど。「わき水や深層水で作られた」と表記されていたら、つい飲んでみたくなるでしょ?
ちなみに、このビールの原料以外に加えられる材料を副原料と言い、それ以外のものを原料として作られた場合、日本では発泡酒になります。
冷やしすぎには注意

キンキンに、冷えたビールはとても美味しいですよね。ビールのジョッキを洗い晒しで冷凍庫に入れ、氷がグラスに張り付いた状態でビールを注ぎ入れるお店もあります。カウンターを凍り付いたグラスが滑り、まるでスケートのよう。ビールの舞。

冷えていないと怒る人も居るほど、冷たいビールが主流になっている日本。もちろん、好みもありますから、悪いことではありません。
ですが、あまり冷やしすぎても、ビールの美味しさが半減してしまうってご存じでしたか。あまり冷やしてしまうと、ビールのせっかくの香りや味が消えてしまいます。
ビールの飲み頃は、7度前後が適温とされています。この温度は野菜室の温度。野菜室での温度が、ビールには最も適していると言われています。
たまには、香りや味が消えないくらいの温度で召し上がってみてはいかがでしょう。
ビールの苦みと甘みはグラスで変わる

ビールを飲むときのビアグラス。グラスなんてどれも同じだと思っていませんか。
ビールの口当たりは、選ぶグラスで変化するので、こだわるお店では様々な形のビアグラスが使われています。
縁が薄いグラスで飲むと苦みを感じやすく、逆に縁が厚いと甘みを感じやすくなるので、ビールの苦味がニガテなら、厚めのグラスで飲んでみて下さい。
ビールの美味しさのひとつである甘味。ですが、甘味だけでは飽きてしまうので、中和させる役割として苦味があります。そのバランスをうまく調整して、個性あるビールが出来上がるんですって。
缶ビールは注いだほうが美味しい

市販で出回っている缶ビールには、炭酸ガスを注入して閉じこめています。そのまま飲んでも、炭酸が強く香りも色も楽しめません。グラスに注ぐと、程良く炭酸が抜けるので本来のビールの味が楽しめます。家で飲むのであれば、ちょっとひと手間かけてグラスに注ぐだけで美味しさが増量します。
日本の地ビール

旅行と言えば地ビールは外せません。その土地の水を使い、作られる地ビールは個性も豊か。
日本で地ビールが作られるようになったのは、以外と歴史が浅く、1995年からです。
それ以前は、法律で大量なビールを作れる醸造施設のみビール醸造が可能でした。法律改正によって、その量が緩和したおかげで、小さい醸造所でも醸造が可能になりました。
地ビールは、果実やスパイスを使ったものや、水色や赤色、黄色、黒や茶色など、とてもカラフルで個性的。果実等を使ったビールは、日本での扱いは発泡酒に分類されます。この発泡酒は海外に輸出して、徐々に人気になっているそうですよ。
どうですか、ビールが飲みたくなってきたでしょう?それでは、今日も至福の一杯を召し上がれ。