年を重ねてうまみが増す!昭和の母直伝、自家製梅酒の作り方
大人の皆様、お酒はなにを飲んでいるだろうか?
ビール? 焼酎? ウィスキー? ワイン? リキュール? 割るものによって、酒の種類は星の数ほどある。
今日は何で割ろう、そう考えるだけでワクワクする!
酒好きが評判になって、どこかで埋もれていた酒を貰ったり。お土産は必ず酒だったり。
しかし、そんな酒豪の皆様も、年々酒が入っていかない…。そう感じることもあるのでは。
残されるのは大量に貰った日本酒や焼酎。料理にも使いきれないほどの量をストックしているのではないだろうか。
もし、行き場のない酒が山ほど眠っているのなら、自分で梅酒なぞ漬けてみてはどうだろう。
家呑み需要に伴い酒チェンジ
最近は男女に関係なく、自宅で晩酌をすることも多くなったのでは。
書店にも「自宅で作れる居酒屋ご飯」のレシピや「家飲み用のおつまみ」レシピの本が並んでいるのを見かける。自宅でご飯を食べ、疲れた身体に晩酌は良薬。
まして、自分で漬けた梅酒なら、身体にも悪くない。
外飲みから家飲みにシフトチェンジした話はよく聞く。何故なら、外飲みが出来る程の体力がもう無いという事と、家の気楽さが過ごしやすいからだ。
しかし家でビールをあおり、そのままごろりと寝るのでどんどん下っ腹がスライムのごとくフヨフヨに…。それからワインに切り替えたものの、年々ワインのアルコールが強く感じるようになってきた。
そこで、なにか美味しく、身体に良く次の日にも残らない酒は、と探してみた結果…梅酒にたどり着いたなんて話もよく聞く。
日の疲れを癒す、梅酒の効果
梅にはクエン酸が含まれているので、身体の乳酸を排出するという。梅酒にすることで、クエン酸は梅の数倍になるとか。疲れて帰った日の晩酌に、最適とも言える。
ちなみに梅酒は、とても爽やかないい香りがする。この香りには、アロマテラピーの効果があるそうで、リラックスする晩酌タイムには効果的だ。
梅酒の作り方
以前筆者が実家に帰った際、母が漬けていた20年ものの梅酒を発見したことがある。
父があまりの酒飲みだったから、母が家で漬けていたものだ。その後父が酒をやめたので、梅酒はそのまま忘れ去られることに…。
長い月日をひとりぼっちで過ごしていた結果、梅の実をどろどろにして、安いホワイトリカーの味をまろやかにした。もったりとしていた濃い梅の味が、身体に染み渡るような美味さ。行きつけのバーへと差し入れしたが、来るお客にけっこうな額で出してみたら評判だったとか。(オイ)
とまあ、手作りの梅酒はとても美味い。
ということで!! 昭和ノスタルジー、にくまの母直伝の梅酒レシピを伝授しようではないか!
用意する酒
まず、アルコール度数の高い酒を用意しよう。理想は35度以上。アルコールの低い酒を使うと、梅の実の成分が出にくくなってしまう。美味い梅酒のためには、出来るだけ高い度数のものを用意することをおすすめしたい。
果実酒を作るのに最適なのは、無味無臭のホワイトリカーが適している。クセもなく梅の香りのうま味もそのまま出してくれるからだが、自宅で眠っている焼酎や日本酒でも、味わいが変わってそれはそれで面白い。
最近は○○で漬けた梅酒、と謳うところも多いので、色々試してみるのもいいだろう。
簡単!さっそく梅酒を作ってみよう!
それでは、ずぼらな昭和の母直伝の梅酒の作り方を伝授したい。おそらくどの家庭でもあるような、とにかく漬けとく、という方法だ。
① 青梅を購入してきて、水にさらす。
② 次に天日で乾かして、竹串でぶすぶすと適当に穴を開ける。これはうま味を出す為の手順。
③ 瓶に梅の実を詰め、氷砂糖が梅を隠すように入れる。多めが理想らしいが、好みで量を調節。
④ 氷砂糖の上からお酒を注ぐ。
⑤ 冷暗所に1年ほどほったらかしておこう。
⑥ 完成!!!
如何だろう。これで美味しい梅酒の出来上がりだ。
ちなみに、漬けている梅の実も食べられる。これがまた、たまらなく美味い。
何ならしばらく忘れていてもいい。気が付いた時には、年代物の梅酒が完成する。長期保存するなら、漬ける瓶はきちんと熱湯消毒して、乾燥させることを忘れずに。水分はカビを呼ぶ。
イマイチな梅酒はこの方法で美味しくしよう!
ちなみに、作るの面倒という方は、こんなやっつけで、美味しい梅酒を堪能してみても良い。
市販の梅酒には、梅の実が入ったまま販売されているものがある。よくある、有名どころの梅酒なんかがそう。
この実をとっておいて、いまいち梅酒らしくないタイプを買ってきてしまった時に、この実を投入。しばらく冷蔵庫に入れると…梅の成分が出るのだろうか。少し梅が濃く旨くなる。市販の梅酒で微妙だな、と思うものに当たったときには、少々乱暴だがこの手で乗り切ってみて。
あああ、そろそろ梅酒を飲みたい時間。ということで、これにてお開きで!!!!
酒は百薬の長。が、皆様くれぐれも飲み過ぎにはご注意を。