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虜にする媚薬、魅惑のチョコレートの秘密

虜にする媚薬、魅惑のチョコレートの秘密

貰って邪魔にならないプレゼントとして、高級チョコレートは外せない。好まなくても、プレゼントに贈れば周囲の者が消費する。

もちろん自分へのご褒美としても欠かせない一品。

チョコレートは、世界中で愛される食品だ。

口にいれると、じわっと溶けてもったりと舌に絡みつく。カカオの香りと甘い味わいが口いっぱいに広がる…チョコレートは魔法のように、心を軽くし、疲れを癒してくれる。

気持ちを豊かに!チョコレートの効果

某菓子メーカーから発売されていた、ギャバ配合の「ストレスにいい」とされるチョコレートが人気のように、現代社会のストレスに、チョコレートは欠かせないものになっている。

チョコレートを食べると、気持ちが落ち着くのは、その甘い独特な香りのせいだろうか。男性も大手を振って甘党を宣言できる現代では、チョコレートを頬張る男性も多く見かける。

チョコレートにはその昔、滋養強壮、疲労回復の効果があるとして昔から珍重されてきたそうだ。薬のような扱いだったとか。

カカオポリフェノール

ポリフェノールは、ほとんどの食物に含まれている成分。

特に赤ワインやお茶に含まれると、一時期赤ワインがブームになったことは覚えているだろうか。カカオの成分であるカカオマスには、赤ワインより多くのポリフェノールが含まれているそうだ。

香り

チョコレートの魅力の1つに、その甘い香りがあるが、この香りには、精神を集中させて、集中力を高めるという効果が実験からも知られているそうだ。

そういえば、同時通訳の職業の女性が、合間にチョコレートを摘んでいる姿を観たことがあるが、脳にエネルギーを与え集中力を増すためかもしれない。参考までに…。

ミネラル

ミルクチョコレートは、カルシウムとマグネシウムのバランスが理想的な対比で含まれているそうだが…。チョコレートだけで補うものではないので省かせていただこう。

チョコレートの種類

チョコレートには、各国様々な種類が存在している。その味や製造法によって種類分けすることができるので見て行こう。

ホローチョコレート

中が空洞のチョコレートの事で、形は人形や動物、卵などバラエティーに飛んでいる。ひと昔前に日本で流行った「チョコエッグ」を覚えているだろうか。チョコエッグは卵の形をした、ホローチョコレートである。

シェルチョコレート

型に溶かしたチョコレートを流し入れ、中の余分なチョコレートを落として殻を作る。その中に、ジャムやクリーム、リキュール等を詰めて、チョコレートで蓋をしたチョコレートを言う。これは日本のスーパーやコンビニで置いてある、不二家の「ルック」チョコレートが代表だ。

ソリッドチョコレート

最もスタンダードなタイプで、板チョコレートの事を言う。最近はこの板チョコレートの型でシェルチョコレートを作っているメーカーもあるが、ちょっと贅沢な板チョコレート。

パンワークチョコレート

コーティングされたチョコレートのことで、アーモンドチョコレートがそれに当たる。中身のアーモンド等を釜で回転させながら、チョコレートを吹きかけてコートする方法。子供の頃親しんだであろう、マーブルチョコレートもパンワークチョコレートになる。

エンローバーチョコレート

カーテンのように流れ落ちるチョコレートの中に、ビスケットやヌガー、ウエハースなどを潜らせて作るチョコレート菓子。日本の商品では、スニッカーズが思い当たる。

ボンボンショコラ

ひと口チョコレートを指す。チョコレートの中でも個性派が揃うので、ショコラティエの技と感性が問われるボンボンショコラ。ボンボンは美味しいという意味のフランス語を2つ重ねたものです。

ちなみに、英語ではチョコレートボンボン。ドイツ語では、プラリネと呼び名が違う。

ボンボンチョコレートの中身

つやつやと、クーベルチュールでコーティングされたひと口チョコレートは、アートな見た目とその中身で老若男女を魅了する。

プラリネ

よくあるプラリネは、砂糖を煮詰めてキャラメル状にし、アーモンドやヘーゼルナッツにかけ、それを砕いてペーストにしたものがプラリネと呼ばれている。

ガナッシュ

こちらは最もポピュラーな中身と言える。生クリームを沸騰させて、刻んだチョコレートを投入。なめらかに混ぜ合わせたらガナッシュが完成する。洋酒やフレーバーを付ければアレンジは無限。

マジパン

ローストしていないアーモンドと、砂糖を一緒にローラーにかけ、ペースト状にしたもの。ねっとりとした食感がヨーロッパでは人気だ。

ジャンドゥヤ

軽く焼いたヘーゼルナッツ等に、砂糖を加えてすりつぶし、そこにチョコレートを加えてローラーにかけたもの。

ヌガー

よく耳にするのではないだろうか。ドライフルーツや砂糖漬けにした果物、ナッツを砂糖で煮詰めたもの。更に固めたものを言う。

フォンダン

砂糖、水、水飴等を煮詰め、冷やして練ると白いペーストになる。フルーツやリキュールのボンボンに使われているが、目にするとわかるだろう。とても甘いので、好みは分かれるかもしれない。

第4のチョコレート「ルビーチョコレート」とは?

チョコレート好きならもうチェックしているはず。天然ピンクの「ルビーチョコレート」。

2017年にスイスのチョコレートメーカーから発表されたのは、特殊な製法で開発された「ルビーカカオ」だ。

ホワイトチョコを着色したものではなく、カカオ本来が美しいピンク色をしていて、ほんのりベリーの風味がするのだとか。これは女性の心を鷲掴み。

この希少なカカオ豆の開発をしたのが、「バリーカレボー(Barry Callebaut)」だ。

スイスに本社を置き、世界中に原材料を提供。約4分の1のチョコレート製品はこのバリーカレボー社だとか。日本では森永製菓などの大手菓子メーカーとの取引があるのだそう。

実はもうひとつ?第4の「ブロンドチョコレートとは?

実はルビーチョコレートが出る以前に、第4のチョコレートと言われているのがブロンドチョコレート』。金色のチョコレートで、香ばしいキャラメルのような風味を感じるチョコレートだそう。

実は2013年から発売されています。生産は、フランスの業務用チョコレートメーカーのヴァローナ(VALRHONA)。なんと、ブロンドチョコレートは、ホワイトチョコレートの製造途中に偶然出来上がった奇跡のチョコレート!その後、開発を重ねて商品化したのだそう。

実はフレーバーだけで見たら、筆者はこちらのほうが気になる…。

ルビーチョコレートが発表されてから、食べてみたいと話題騒然になり、2018年に本格的に展開されることが決定!

2019年のバレンタインは各お菓子メーカーが、満を持してルビーチョコレートを使った商品を発売している。今年はどんなルビーチョコレートが出てくるのか楽しみ!

日本のチョコレート市場

日本も多くチョコレートを食べる国だと思っていたものの、実は年間のチョコレート消費量はスイスやアメリカ等欧米には、全くかなわない。

しかし、日本のチョコレートは、繊細でなめらかで、他の国には負けない食感や上品な甘さがある。

何なら世界を旅し、スーパーやコンビニエンス的なところで購入した様々なチョコレートの中で、日本のコスパと味はピカイチ…じゃない?

海外の大味さに、明治やロッテって、美味しいんだなあ。と実感して帰国したことを覚えている。まだまだ海外のメーカーが有力なものの、日本のチョコレートにも頑張って貰いたい。

知れば豊かな気持ちになれるチョコレートの世界…。考えるだけで食べたくて悶える。

それでは、甘い誘惑に身を委ねてみては。

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