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貰うと狂喜、見た目も味も甘〜い!マカロンの誘惑

貰うと狂喜、見た目も味も甘〜い!マカロンの誘惑

まるくころんとした形に、カラフルな色。その可愛さからマカロンは、雑貨やアクセサリーにもなるくらい女性の心を掴んでしまうお菓子。

マカロンはガツンとひたすら甘く、ねっとりとした歯触りのものが多いので、好き嫌いはあるものの、自分では買わないけど、貰ったら嬉しい♡と言う女性は多いはず。

男性にはちょっと謎に思うかもしれない、マカロンの甘い魅力を覗いてみましょう。

見た目にキュート「マカロン・パリジャン」の発祥と特徴

日本で見かけるマカロンは、ほとんどが「マカロン・パリジャン」と言ってパリ風のマカロン。

薄くパリッとした表面で、つるんとした光沢があり、その内側はしっとりしたアーモンドの生地が。生地の周りに、フリルのようなピエ(足)と呼ばれるものがあるのが特徴です。

このフリルがまた、見た目に可愛くて、雑貨やアクセサリーにもなる要因でしょうか。

「マカロン・パリジャン」は、イタリアからフランスのアンリ2世に嫁いだカトリーヌ・メディシスによって伝えられたと言われています。フランス全土に広まったお菓子ですが、地域によって様々な特徴があります。

カラフルなマカロンの歴史

マカロンと言うと、どぎつい色に着色料と加工された砂糖の甘味で、舌がバカになるような印象がありません?

それは昔のこと。現在ではオモチャのような色味のマカロンはあまり見かけません。(日本では)マカロンの人気が集まるにつれて、少しづつ進化しているようです。

日本でもマカロンは徐々に人気を集めてきました。その頃からでしょうか。目に痛いほどのカラフルな色のマカロンから、ちょっとナチュラルな色のマカロンに変わってきたのは。

原材料を見ると、野菜や果実のナチュラルな、自然のもので着色しているマカロンが多くなってきました。

カラフルな色味を出したい時は、カシスや、抹茶のような色の濃いものを。あえてナチュラルな白やベージュや薄い黄色のまま、素材の色味を活かしたものも。

味の種類は、素材がある限り無限

味は、マカロンになり得る素材がある限り様々。抹茶やゴマ、味噌やさくらのような和風から、マンゴーやパッションフルーツのようなトロピカルなものまであります。

もちろん、チョコレートマカロンも。着色料の味がしないマカロンは、とても美味しい!挟むクリームも、よく研究されどんどん美味になりました。

余談ではありますが、筆者がマカロンに目覚めたのはサ「ダハル・アオキ」。

そうです、あのカラフルなパレットチョコレートのアオキです。マカロンを口にした時の、軽さには驚きでした。

さっくりとした歯ざわりに、クリームも軽く食べやすいマカロン。

また、ジューシーさすら感じさせるその差材の風味に、今までの甘ったるいマカロンの常識を覆すほどの衝撃を受けたことを覚えています。

それ以来マカロンの虜になり、様々なショップを巡ってきました。巡るたび、どんどん美味しく進化するマカロンに驚きを隠せません。

某チェーンのコーヒーショップのマカロンも、コンビニのパックされたマカロンも、どんどん美味しく進化し続けています。日本の食品業界には驚かされるばかり。

香ばしさが魅力「マカロン・ナンシー」の発祥と特徴

「マカロン・ナンシー」はフランスのロレーヌ地方にある町、ナンシー発祥と言われています。

表面は、パリジャンと違ってざらざらと荒くひびが入っているのが特徴。

パリジャンとは真逆な容姿のナンシーですが、噛むとじわっとアーモンドのうま味が染み出してくるような、そんな香ばしいお菓子です。

カラフルじゃないマカロン

シンプルでクッキーのようなお菓子、「マカロン・ナンシー」

見た目はシンプルですが、材料はほぼ一緒。卵白、アーモンドパウダー、中力粉、砂糖で出来ています。混ぜて焼くだけ。シンプルだけど、さくっとした食感とアーモンドのいい香りが心を豊かにしてくれるお菓子。

お菓子屋さんや、コーヒーショップでもたまに見かけたことがあるかもしれません。某、可愛いエプロンのおばさんがマスコットキャラクターである、クッキーショップにもありますね。

焼けたピンクや抹茶のグリーン、あとはチョコチップのようにドット模様だったりするけれど、マカロン・ナンシーは薄い茶色。自然な焼き色が魅力的。

クッキーよりも、食感はざっくりしていて甘く、アーモンドの粉がたっぷり使われているので、香ばしいお菓子。

粉のクッキーよりも、ざくざくとした大味な甘さが好きで、売っているのを見かけるとつい買ってしまいます。

名が似ている「マコロン」は和菓子

ところで、マカロンに似た名前の「マコロン」ってご存じですか?マコロンとは、洋菓子のような名前ですが、和菓子のこと。

泡立てた卵白の中に落花生と粉、砂糖を混ぜて焼いたものです。形もまるくて小さいので、マカロンに似てないこともない…というお菓子のこと。

このマコロン、和菓子ではありますが、西洋のお菓子マカロンが原型と言われています。確かに、名前が似すぎているし、材料も似すぎています…。もしかして、贋作?

マカロンが日本に来たのはいつ?

マカロンが日本に伝わったのは、第二次世界大戦より前だと言われています。戦争が始まる前には、もうすでにお菓子メーカーがマコロンなるものを出していたとか。フランスではアーモンドの粉を使っていたものの、日本ではアーモンドの入手が難しかったので、落花生を使うようになったそうです。

なるほど!マカロンをアレンジしたのがマコロンということだったのですね。

マカロンの作り方

さて、話を戻して。マカロン・ナンシーの本場であるナンシーのお菓子屋さんでは、焼くときに紙にマカロンの生地を絞ります。

焼きあがったマカロンは、紙ごと並べられ、売れたら紙のまま素敵なラッピングや、箱に詰められて売られて行きます。

ドナドナ〜🎵

過剰に梱包し、繊細すぎる売り方をする日本とは違った、無造作な感じがまたいいですよね。

そしてカラフルなマカロン・パリジャン。小さいのに、価格はけっこうします。

一個百円から、高いものは三、四百円くらいします。ケーキが買える値段。そう考えると高価なお菓子です。

マカロンに使われている材料は、とてもシンプルで卵白と、アーモンドプードル、粉砂糖。

マカロンの生地は、メレンゲと砂糖を混ぜたものですが、そのメレンゲの作り方によって食感が変わってきます。お店によって味や食感が違うのはその為でしょう。

マカロンの生地は絞り出し乾燥させますが、この乾燥によってマカロンの出来も違います。更に高温で焼いた後、温度を下げて焼くという、難しい焼き方…。この焼き方によっても、味が変わってしまいます。

そうやって手間をかけて出来上がったマカロンは、ガナッシュやカスタードクリーム、バタークリーム、ジャム等の個性豊かなクリームに彩られて各お店の逸品へとドレスアップ。

そしてこのクリームによって味は無限!生地に付ける色や風味と、クリームで様々な味や見た目を演出できます。

最近では本当にアクセサリーのような、フルーツを挟んだり、クリームがフリルのように飾られていたり…とんでも可愛いタイプが多数。

飾るだけでも手間がかかりそう。だから高価なのでしょうね!

あゝ、無限にマカロンを貪りたい…のでお開きに!

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